
乾燥肌は、必要な脂肪酸を十分に食べていないという明らかな証拠です。ですから、いつも肌の調子を見ていれば、『癒す油』の最適な摂取量がどれくらいなのかを判断することもできるでしょう。というのも、「オメガ6」や「オメガ3」の脂肪酸は、まず初めに内分泌腺や内臓など生命維持にとって重要度が高い機能のために使われてゆき、いちばん最後に皮膚へと届けられるからです。『癒す油』を十分に食べていれば、皮膚はいつも潤っています。


『癒す油』は、サウナと一緒に利用すると、からだの中に溜まっている毒素を排泄させることに役立ちます。毒素のなかでも、特に油に溶け出しやすい成分が発汗時に油に導かれて、体の外へと出されるのです。この発汗作用を利用すれば、DDTやPCB、その他の油に溶けやすい毒物もからだの外に出すことができます。 しかし、効果を高めようとして無理に長い時間サウナに入ることは危険ですから、特に心臓血管障害がある場合には、気を付けて下さい。


からだの中で最も脂質量が多い器官は脳で、脳内の「オメガ6」対「オメガ3」比率は1対1です。他の種類の脂肪酸も脳には含まれていて、コレステロールが豊富です。コレステロールが脳内で足りなくなると、脳の働きが低下します。『癒す油』には脳のいろいろな働きを改善させる力があり、気分、知能、行動、学習能力、精神の健康、社会化をより良く進めたい場合に役立ちます。 高齢の方で、色覚や視力が改善したという例もあります。心の落ち着きが得られ、学習にも時間がかからなくなったという報告もあります。 また、『癒す油』には気分を高め、うつ状態から脱却させる力もあります。


胎児は、自分に必要な「オメガ6」と「オメガ3」を母親のからだから自分のからだへと取り込み、脳を発達させてゆくのだそうです。何人も子どもを出産しているお母さんは、胎児が宿るたびにこれらの脂肪酸を吸い取られてゆくわけです。妊婦は自分のため、そして胎児のためにも『癒す油』を十分に備えていなければならないようです。 また、出産後、育児中の母親も、『癒す油』をたっぷりと食べている必要があります。乳児は、毎日のように母乳から11gの脂肪酸を摂取しているからです。適切な摂取量については第4章でお話します。


『癒す油』は、もちろんペットの健康にも役立ちます。 「オメガ6」と「オメガ3」を適量与えた動物達は、健康的な皮膚、毛、爪、蹄を見せてくれます。 イヌやネコの皮膚状態が改善した例は、乾燥肌、ふけ、皮膚の炎症、脱毛などであり、だいたい30日以内に結果が現れているようです。ウマの場合は、1ヶ月で滑らかなたてがみになりました。