
最近では「栄養で元気になる」、「栄養で病気を治す」など、栄養補助食品やサプリメントを使って健康管理を しようという宣伝文句が頻繁に見られるようになりました。
でも、「薬が効く」とか、「治療で病気を治す」と言われれば、『なんとなく 効きそうだなぁ』と信じることができても、栄養で…となると、『なんだか魔法のよう。ほんとに効果があるの?』なんて思う人が 多いかもしれません。
それもそのはず。だって、栄養は毎日食べている食事で体に取り入れているわけですから、それでも元気になれず 病気になってしまった場合には、もう薬や病院の治療に頼るしかない、と考えるのは当然です。
しかし、注意深く私たちが食べているものを思い出してみてください。
毎日が加工し尽くされた保存食メニューのような現代の食生活で、私たちには自らを癒すどころか、健康で生命を全うするための栄養さえ 足りなくなってしまいました。いつのまにか、自然なままの栄養を口に入れることが難しい時代になってしまったのです。
この本では、今の私たちに足りない自然な栄養の中から、油についてご紹介していきます。今までは『健康の敵』というイメージで 嫌われることが多かった油ですが、生きている自然な油は、私たちにとって欠かすことができない大切な栄養であることが最近の栄養学や 医学研究で再発見されています。
この小さな本がきっかけになって、皆さんの健康づくりが少しでも前進し、 楽しく豊かなものになることを願っています。
氏家 京子