
仕事の機械化が進むにつれて、決まりきった単純な作業を1日に何千回もくりかえすというような仕事は増えています。こうした過剰な反復運動によって、手根管症候群は発生しやすくなっています。
手根管症候群という名前は、手首にある8つの手根骨からきています。これらの骨は、トンネル状になっていて、そのなかに指の運動をコントロールするための腱や、手から脳へ伝わる神経を通す正中神経が入っています。手首を曲げる動作をくりかえすことにより、この神経を巻いて保護している鞘で炎症が起きて、さまざまな症状を引き起こすのです。
患者は、男性よりも女性が多いのですが、それは女性のほうが手根管が狭く、筋肉も小さくて弱いことが関係していると考えられています。また、妊娠、閉経などのホルモン変化によって、むくみが起きやすいことも、特に女性患者が多い理由だろうと言われています。
手根管症候群の患者は、同時にさまざまな疾患を持っていることも、研究から明らかになっています。たとえば、糖尿病、甲状腺疾患、手首の変形性関節症、などがあり、こうした健康上の因子もまた、症状を引き起こしたり悪化させる可能性があると見られています。
通常、こうした症状には手首の固定、消炎剤、外科手術などが治療として行なわれますが、やはりMSMの摂取や塗布によって、症状を大きく和らげることができています。