
腰痛は、今や大人だけの問題ではなく、子どもの腰痛まで増えているといいます。慢性化する腰痛には、次のような理由が考えられています。
| ・ | 脊椎がすり減ることによる関節の炎症 |
| ・ | 脊椎の圧迫、外傷、栄養や遺伝的な要因、すり減りによって生じたカルシウムの沈着(沈着部が周辺に触れるので痛みが起こる) |
| ・ | 椎間板ヘルニア |
| ・ | 背骨と筋肉を結びつけている靭帯の捻挫 |
| ・ | 脊椎関節あるいは、背骨と骨盤が結びつく部分の関節で起こる配列不良(配列不良は、出産時の脊椎損傷、悪い姿勢、事故、座ることの多い生活、などでも起こる) |
| ・ | 細胞についた小さな傷が長年蓄積して起こる、反復運動過多損傷(繰り返し作業や、繰り返し動作の運動により起こる) |
| ・ | 日常生活での精神的ストレス |
こうしたことが原因で発生する腰痛の治療は、ふつう、鎮痛剤や消炎剤の投与、手術などが行われています。米国マサチューセッツ総合病院の整形外科医ロバート・ボイド医学博士によると、腰痛で手術治療が必要なのは、それ以外の方法で痛みが改善できず、その症状が明らかに神経根の圧迫によって起こっている場合だけであるといいます。この場合なら、外科手術の結果は非常に良好なのです。
しかし、実際に外科手術が必要な腰痛患者は、全体の数パーセントしかいません。現実には、手術が必要ではないのに、腰痛治療として多くの手術が行なわれているようなのです。自分に起こっている腰痛の原因が何なのか、適切な治療方法を探すためには、原因を知っておく必要がありそうです。
ローレンス博士らは、腰痛の治療には、カイロプラクティックや鍼治療、軽い運動、超音波、温浴、マッサージ、などの非外科的治療に、MSMの利用を加えると効果的だと言っています。MSMは、椎間板の周囲の炎症をやわらげることができます。脊髄から出る神経根を圧迫して痛みを起こすのは、こうした炎症なのです。また、腰痛にMSMを利用する場合、通常よりも多めの量を使ったほうが良いようです。
使用量については、第4章をご覧下さい。