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◆第 3 章◆
「MSM」が癒してきた痛みと症状

関節痛(変形性関節症/慢性関節リウマチ)筋肉・腱・靭帯の痛み(非関節リウマチなど)腰痛頭痛スポーツが原因の痛み手根管症候群アゴ関節や歯の痛みアレルギーの不快症状日本における体験例

関節痛

関節痛が起こるのは、関節の変形をともなう変形性関節症の場合と、慢性関節リウマチの場合が多いようです。どちらの場合でも、MSMの摂取や塗布で改善している患者が多くいます。関節は、長年使っていれば自然に老化するものです。高齢になるにしたがって発症率が高くなるのが変形性関節症です。この老化が始まる時期や速度は、遺伝・生活様式・健康状態やホルモンバランス・職業によって違いが出てきます。いずれにしても、かたい骨と骨をつなぐ、やわらかな軟骨で覆われた関節内部は、使うにしたがってすり減り、傷がつくようになってきます。傷がつくと、今度は自力で傷を治そうとして炎症が始まり、体内では治癒反応としての炎症を進めるための酵素が作られるようになります。しかし、こうした酵素の働きも、バランスを失うと、関節だけでなく周辺の腱や靭帯にまで炎症とそれにともなう痛みが及ぶようになり、関節部分の変形にもつながってしまいます。関節周辺で悪循環がくりかえされるのです。

一方、慢性関節リウマチの発症は年齢にあまり関係が無く、子どもでも悩まされることがあります。明らかな原因は不明と言われていますが、同時に細菌などの感染症に罹っている場合が多いようです。発症のメカニズムは、自己免疫疾患に分類されていることからもわかるように、自分の体の命令で、自分自身の組織を攻撃してしまうことで始まります。自己免疫疾患であることから、慢性関節リウマチの原因を、食物アレルギー、ある種の栄養欠損、毒物蓄積、腸の透過性異常、微生物による炎症、などであると考える研究者もいます。

たとえ原因を特定することができなくても、結果的に起こるのは自己免疫反応です。つまり、体を治そうとする働きであるはずの免疫が正しく働かず、自分自身の組織を排除しようと炎症反応を起こすわけです。したがって、免疫の働きを正しい方向に修正しない限り、炎症は拡大を続ける一方ということになります。

変形性関節症と慢性関節リウマチの違い
慢性関節リウマチ 変形性関節症
誰でもなる可能性があり、子どもでも発症する おもに、高齢の人に多い
原因は解明されていないが、感染、特に細菌感染が多くのケースに共通して見られる 代謝障害、外傷、などに起因していることが多い
軽い痛みと腫れから始まるが、症状が激しくなるのが早い。関節では発熱や発赤もともなう 軽い痛みや腫れといった症状が緩やかに始まり、発症した関節では軽い発熱や発赤をともなう
炎症による腫れからこわばりが起こる 関節がダメージを受けてこわばるようになる
骨密度が減少する 患部の骨密度が高まる

いずれの関節痛でも、痛みと炎症を起こしている原因やそれを促進させるような因子をよく探し、見つかった場合には取り除くことが大切です。そして、その治癒反応が適切に始まり、適切に終わるために、必要な材料である栄養素などを補ってやることが必要です。当然、ふだんの食生活でアレルギーの原因になりそうなものが無いかどうかを点検し、加工食品や添加物が入ったものを避け、できるだけ未加工・未精製の新鮮な食べものを選ぶことも重要です。鎮痛剤の使用は、炎症にともなう酵素の働きを止めますが、副作用として、同時に、軟骨を作りなおすための酵素の働きまで止めてしまいます。ですから、鎮痛剤を使っているだけでは、患部の状況は悪化するだけなのです。

では、関節痛のなかで、MSMは実際にどう関わってくるのでしょうか?炎症が起こっている関節では、健康な関節に比べると、硫黄成分の量が少なくなっていることが複数の研究で証明されています。約3分の1に減っていた、とする研究もあります。また、100人の関節炎患者に、硫黄を溶かした液体を点滴で与えたところ、多くの患者の痛みがやわらいだ、という研究結果も出されています。こうしたことから考えても、変形をともなう関節痛にMSMが効果を発揮することが理解できるでしょう。

米国で関節痛の栄養療法に組み合わせてよく使われている成分
ビタミン ミネラル そのほか
ビタミンC
ビタミンA
ビタミンB1
ナイアシンアミド
ビタミンB6
ビタミンE
ビタミンD
MSM
DMSO
硫黄
カルシウム
マグネシウム
ホウ素
亜鉛銅
セレニウム
マンガン
パントテン酸
ハチの花粉
ローヤルゼリー
EPA
月見草油
グルコサミン硫酸
コンドロイチン硫酸
サメの軟骨

ローレンス博士は次のように述べています。

「疼痛の専門家として非常に喜ばしいのは、MSMを飲み始めた多くの関節痛を持つ患者が、電話をくれたり、私のオフィスに立ち寄って、体調がとても良くなった、関節の可動域がずっと大きくなった、元気に生活できるようになった、と話してくれることである。彼らは長年痛みに苦しんできた人たちだからだ。」

指の関節にできる、関節炎特有の隆起をヘーバーデン結節と言い、これに悩む人も多くいます。ローレンス博士によると、このような症状を持つ人は、MSMを食べることに加えて、MSMのクリームを1日に1〜2回、患部に塗ると良いようです。ある程度の期間はかかりますが、痛みがある場合はそれがやわらぎ、結節の隆起も小さくなっていきます。

ローレンス博士の患者のなかには、硫黄温泉をヒントに、お風呂の湯の中にMSMの粉末を溶かし入れて入浴したビジネスマンの男性がいました。肩・背中・膝に痛みがあり、学生時代のホッケーでケガをした関節では、変形性関節症も起こっていました。MSMのお風呂に入るようになると、それまでは痛くてできなかったジョギングができるようになったといいます。歩き方も、軽やかになりました。全体的に柔軟性が高まり、こわばりも消え、腰が楽になりました。少し贅沢なMSMの使い方ですが、あまりにも調子が良くなるので、毎日入浴しているのだそうです。




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