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◆第 1 章◆
痛みを癒す植物成分

痛みを感じなくするだけだった薬物療法有機の硫黄成分が痛みを内側から癒すアミノ酸になる「MSM」

痛みを感じなくするだけだった薬物療法

私の身近なところでは、やはり自分が女性だからか、生理痛のための鎮痛剤(痛み止め薬)を使っている人が多くいます。だいたい28日ごとに1週間ほど起こる生理出血ですから、痛み止めを使うことが当たり前になっている人では、ほぼ毎月鎮痛剤を飲むことになり、1年で約12週間の服用を毎年くりかえす計算になります。

少し年上の知り合いになると、関節の痛みに悩んでいる人が多くいます。太っている人ならば、体重の負担が2本の脚にかかって膝を痛めたり、腰を痛めたりしていることがありますし、太っていない場合でも膝や腰、手首や腕、肩が痛くて困っている人がいます。

「むかし、運動で痛めて」、「事故の後遺症で」、「キーボード入力の仕事で」というように、痛みの理由がわかっている人もいれば、「何だかわからないけれど、いつの間にか痛むようになった」と理由の見当がつかない人もいます。

腰痛バンドのように、痛む場所を外側から引き締めて痛みを軽減させる道具を使っている人もいれば、消炎剤が入った湿布をし、我慢できないと病院で痛み止めの飲み薬をもらったり、注射をしてもらう人もいるようです。

痛みは、私たちの生活を邪魔します。痛みのせいで体を自由に動かせなくなると、今まで当たり前のようにできていたことが急にできなくなり、生活の幅が狭くなってしまいます。ですから、痛みを止める薬を使って、痛みが無い時と同じ生活が続けられるように対処する人が多いわけです。

しかし、痛みには必ず原因があります。そして、痛み止めの薬は、痛みの原因を治す薬ではないことだけは確かです。痛みを伝えている神経の働きをさえぎる、痛み止めにできる仕事はこれだけなのです。したがって、痛み止めの薬を使っている人の多くは、痛みの原因を自分の体の中に放って置いていることになります。

痛み止め薬のなかでも世界的によく使われているのは、非ステロイド系消炎鎮痛剤と呼ばれる種類の薬です。アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンナトリウム、ケトプロフェンなどがそうです。

この薬は、確かに使い始めたばかりの時は、飲んですぐに痛み信号を遮断してくれ、嫌な痛みから私たちを解放してくれます。しかし、薬物という性格上、その作用は強力で、痛みを感じなくする以外の副作用も起こします。潰瘍など内臓のただれ、胃の痛み、胃酸の逆流、吐き気などが人々を悩ませる副作用として知られています。専門家であっても、これらの非ステロイド系消炎鎮痛剤は、5〜6日以上続けて服用するべきではないと警告しています。別な種類の薬には、ステロイド剤というものがあります。コルチゾンなどがそうです。炎症が原因で起こっている痛みの薬として使われることがありますが、やはり長期間使い続けると、異常な体重増加、高血圧、ムーンフェイス(顔が満月のように丸く腫れる)、糖尿病、という副作用をひき起こす可能性が知られています。

「それでも、まだ薬の力、薬効成分がそれほど強くなかった時代には、薬をのんでも症状が軽くなる程度でしたから、問題は今ほど深刻ではありませんでした。」「ところが、だんだん薬の効力が強くなってきて、炎症をすっかり止めてしまうほどになってしまいました。すると、治癒反応も止まっているわけですから、病気の治癒が得られません。これは、消炎鎮痛剤とか、ステロイドといった薬に関してとくに深刻な問題です。」「症状がすっかりとれれば、患者はそのときは楽に感じるかもしれませんが、治癒反応を止めているわけで、根本的な治癒への道を断っているわけです。その結果、病を慢性化させてしまいます。」(『免疫革命』、講談社インターナショナルより)

誤解が無いようにつけ加えておきますが、安保教授が書いたこの本は、MSMのことを解説した書籍ではありませんし、消炎鎮痛剤などの薬剤を目の敵にして否定する本でもありません。私たちの体が持っている治ろうとするためのシステム、つまり免疫の働きを医学研究者の立場から説いた本です。

これまでの薬物一辺倒だった医学理論からすると大変に画期的な内容で、医学の素人である私たちにもわかりやすく書かれています。人の体は免疫だけで生きているわけではありませんが、ガン、アトピー性皮膚炎、その他の慢性病についても、免疫の働きを理解し、それを応援するような生活を送れば、根本的な治癒も望めるということも言っています。人としてふさわしい生活習慣のなかで、自然な植物成分などを積極的に利用することは、まさに、免疫のはたらきを助けることにつながります。免疫についてご関心を持つ方には一読をおすすめします。

さて、よく使われている痛み止め薬が、嫌な副作用を引き起こすだけでなく、治癒への道をも断つことは理解していただけたと思います。しかしながら、24時間つきまとう痛みという不快症状や恐怖から解放されるために、ほかに良い方策がなければ、やはり使わざるを得ないという判断になってしまうのかもしれません。つらい選択です。ところが、このサイトでお伝えしようとしているのは、副作用も甘んじて受け入れなければならない痛み止め薬にかわる、痛みを内側から癒す自然な植物成分のことです。もちろん、嫌な副作用もありません。

痛み止め薬が、飲んですぐに痛みを感じなくさせるのに比べると、この植物成分にはそのようなスピード効果はありません。血流を止めて、痛み信号を遮断するわけではないからです。

しかし、使うようになって2〜3日もすると、この植物成分が体じゅうの細胞にまで栄養として行きわたるようになり、体の内側から、そして原因の近くから、痛みを少しずつ消し始めるのです。痛み止め薬のように、血流を止めることもありません。むしろ、痛みが起こっている部分を治すのに必要な栄養素を十分に運び届けることができるようにと、血流を良くする力も持っています。自然な成分によるゆるやかな効果では、強い痛みには対処できないのではないか、と考える人もいるでしょう。

この植物成分を痛みの治療のために最初に使ったのは、アメリカのオレゴン州ポートランドにある、オレゴン州ヘルスサイエンス大学内DMSOクリニックですが、ほかの薬物治療では効果が出ずに途方に暮れ、最後の頼みとして自然な成分に賭けたという重症患者でも、これまでの約20年の間に数千人というたくさんの人が痛みの苦痛から解放されているといいます。具体的にどのような症状を持つ人たちの痛みを癒してきたのかについては、このサイトの第3章でご紹介することにしますが、患者のなかには、「もっと早く知っていればよかった」、「人生を取り戻すことができた」、「自然の成分で、副作用も無く、痛みがとれるなんて、本当にありがたい」、「こんなに効いたものは初めて」と言っている人がたくさんいます。

痛み治療の歴史は、それを感じなくさせるだけだった薬物療法の時代を経て、現在、自然な成分による原因近くからの癒しへと移行しつつあるのかもしれません。




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