
これが3度目の来日になるウド博士。アジアの各都市を廻る講演ツアーの中、日本には2泊3日の短い滞在日程だったため、今回の講演は東京・大手町のサンケイプラザのみで行われました。セミナーはいつものように二部構成で、第一部はエッセイストの大石邦子さんの講演。障害を持ちながらも凛として生きる邦子さんのお話しに多くの方々が涙していました。また、ウド博士のオイルブレンドを愛用してからコレステロール値が下がったこと、思いがけず視力が戻ってきたことなど、オイルブレンドの使用体験者として、生の声をお聞かせいただきました。
そして、第二部は「誤解されすぎた『油』の常識」の著者、氏家京子さんが進行役になり、あらかじめ会員の皆さまから寄せられたオイルに対する質問をウド博士にお答えいただきました。高コレステロール症や糖尿病に対する必須脂肪酸の働きやダイエット効果など、お葉書だけでなく会場からも活発な質問があがりました。これらの具体的な質問に対するお答えは、次号の「からだ再教育通信」に譲ることにして、今号では第二部の最初にウド博士からご説明いただいた、最近TVコマーシャルなどで話題の「健康油」についてのお話しをご紹介します。


最近、調理用の食用油に「健康OO」という名前がついた製品のTVコマーシャルが目立ちます。食用油も食品の一つ。一般的に健康志向の食品というと、原材料に有機栽培の作物を使ったものであったり、遺伝子組み換えの原材料を使っていないものであったり、または添加物や防腐剤を使っていないものが主流ではありませんか。
では、最近日本で流行している「健康油」はどのようにして作られているのでしょう。ウド博士に聞いてみました。
『現在、日本で市販されているいわゆる健康油には大きく二つの種類があるようです。一つは「脂肪がつきにくい」というもの。もう一つは「コレステロールを下げる」というもの。いずれの油も、大量に栽培された作物から化学溶剤などを使って抽出、精製、加工された油がベースになっています。これをさらに人工的に合成したり、添加物を加えたりして機能性を上げたものがいま売られている「健康油」です。
つまり、他の食品でいう健康志向とは180度逆の方向を向いているのです。
「脂肪がつきにくい」ことを売り物にしている油のメーカーがいう実験結果では一時的に中性脂肪の数値が下がっていますが、この油も必要以上に摂って代謝しきれなければ、体脂肪として蓄えられることは明らかです。また、もっと心配なのは、こんなに手を加えられた人工の食用油を長期間摂取することへの不安です。』
たとえば、遺伝子組み換えの作物も、今日食べたからといって、すぐに体調を崩すということはないでしょうが、5〜10年後のことはわかりません。自然界にないものを食べ続けることの不気味さは常につきまといます。
『また、「中鎖脂肪酸」や「植物ステロール」を添加した健康油もありますが、これもベースになっている油は精製加工されたもので、これに機能性を添加したものです。
私が開発したオイルブレンドは、厳選したオーガニック原料を、時間をかけてていねいに絞ったものです。余計な加工は一切していないし、ろ過・精製もしていないので、もともと植物が持つ栄養素が豊富に含まれています。
コレステロールの吸収を抑える植物ステロールも自然な形で含まれています。さらに、必須脂肪酸のバランスが良いため、体脂肪を燃焼する働きもあるのです。』
原料選びや圧搾法、製造後の保存管理や流通には、手間やコストがかかりますが、自然の恵みそのままの形で、しかも、機能性に富んでいるウド博士のブレンドオイル。毎日の生活に取り入れて、安心して使い続けられるものでなければ、本当の意味での健康油とは呼べないのではないでしょうか。