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からだ再教育通信 Vol.3
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『あきらめないガン治療』

「からだ」のコト(1)
日本における代替医療研究の第一人者・阿部さんが語る

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「からだ」のコト(1) 日本における代替医療研究の第一人者・阿部さんが語る

「万病一元」という言葉がある。要するに、すべての病気は1つの原因から起こる。この原因とは何かがこれまで様々に解釈されてきた。昨今流行の「サラサラ血液」「顆粒球・リンパ球」なども、そうした解釈のひとつに違いない。私も「血液」を観るが、それは「からだ」のかたちと成り立ちを根底においている。ひとりひとりの血液にはそれなりのかたちと由来がある。数値の比較だけでは、目の前のただひとりの個性も歴史も理解不可能なのである。


「からだ」ったら、良いのに

「身体」「体」と書いて「からだ」と読ませる。これは順序が逆ではないかと思う。昔々あった話し言葉に、外来の漢語を表意的にあてた結果だと、私は思う。こうしたやりかたで、もとの言葉の意味や感受性(イメージといっても良い)が原形を失ってしまうことは大いにありうるにちがいない。

「からだ」は何を意味していたか。ここはだじゃれ半分で「空っぽ」の「から」に断定あるいは感嘆の「だ」の組み合わせではないかと考えてみる。要するに、「空(から)だ!」である。

写真 アリストテレスに言わせれば、「生きもの」は「入れて出すもの」だという。単細胞の生物でも、複雑・高等といわれる人類でも、このことはちっとも変らない。生きるためには「入れ」(食う)なければならないし、動物は文字通りそのために「動くもの」である。また、食い続けるためには出し続けなければならない。こうした口から肛門にいたる「入れて出す」1本のパイプを「腸管」と呼ぶ。

「からだ」という言葉は、このパイプを覗き込んだときの感動「空っぽだ!」からきているのではないか。いろいろなものをどんなに呑み込んでも、結局は「空」なのである。般若心経の「一切は皆空」みたいなものかもしれない。

「からだ」は、進化するにつれて内側に「ためこみの場所」を各所につくる。いわゆる「五臓六腑」である。ここも本来は「空」が望ましい。しかるに、「水たまり」にボウフラがわくように、ためこみの場所、内臓にはガンが発生しやすい。というのが発生解剖学者の三木成夫博士(故人)の説である。

写真 さて、私たちは、文明の恩恵にあずかって、さまざまな食料やその他の物質を「からだ」に溜め込んで久しい。その果てに「からだ」はいま、かつてない急激な変化を、そう、「からだ」以外のものになるほどの変化(それが病気や死である)をとげている。「入出」の大原則に「待った」がかけられているのである。これは、だれにとっても免れない現実である。

わたしが、そう言い切るにはわけがある。


阿部さん写真 ●阿部孝次
1945年生まれ。中央大学法学部卒業、同大学院・社会学科中退。ジャーナリスト、IHE(International Health & Education)ジャパン主宰。主著に、血吸圧の原理と血液観察を解いた『バンキー療法を知ってますか』(健康医学総合研究所刊) 翻訳と解説を担当した『沈黙の血栓』(中央アート出版社刊) 訳書として栄養療法のバイブル『決定版ゲルソンがん食事療法』(徳間書店刊)が出ている。




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